はじめに
AWS クラウドは DX の影響もあり、どんどんと伸びています。そのような AWS には、公式の資格が存在します。
以前 AWS Certified Solutions Architect – Associate (通称SAA) を取得しました。AWS SAA 資格取得した時は、インフラに大して詳しくないエンジニア状態でした。
基本プログラムばっかりで、とはいえ、DevOps 的な運用をしていましたので、クラウドや Linux に触る機会はちょこちょこありました(つまりインフラよわよわ)
合格すると下記のようにデジタルバッジを発行してもらえます!
有効期限も設定されていて、きちんと証明できるのが嬉しいですね。
AWS なんて全然触ったことないよって人にも分かるように解説していきます。
AWS デジタルバッジ
Credly というサービスで証明され、AWS バッジが有効かどうかも検証してくれます。
そもそも AWS の資格とは?
資格は全 11 種
AWS は現在全 11 種の資格が存在していて、今回の SAA はアソシエイトレベル (実務 1 年と同等) です。この中で最も難しいと言われている SAP (AWS Certified Solutions Architect - Professional) へのステップとしても、SAA はよい資格です。
SAA と SAP を比較すると、SAA は広く浅く、 SAP は広く深くといったところです。
SAP を持っていると「お、AWS 普通にできる人だね」というくらいには見てもらえます。
AWS SAA をどう勉強したか?
資格取得前の筆者は
ロードバランサー?
ディオが使うやつですか?
それはロードローラーね、、、
程度でした。
SAA を取るにあたって、勉強するのに使用した書籍をいくつか紹介します。
AWS SAA 関連書籍
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト 改訂第2版
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト
ポイント
- 定番の教科書タイプの参考書
- Lambda の紹介例の中に実際に python のコードが書かれているほど詳しい
ポイント
- 問題を解くというよりは、知識蓄積タイプ
- かなりこと細かに書かれており、最短試験対策には向いていない
実際に書かれているコードの一部
参考
from __future__ import print_function
import json
import urllib
import boto3
s3 = boto3.client('s3')
def lambda_handler(event, context):
bucket = event # ...
# ...
かなりしっかりできた書籍だと思います。私のようなプログラムしかやったことのない人でもすんなりと用語やサービスの区分けなど、理解できました。
一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト[C02対応]直前対策テキスト
一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト[C02対応]直前対策テキスト
ポイント
- 図解がしっかりしていて処理の流れなどが分かりやすい
- 細かくサービス単位で解説されていて、ピンポイントの学習が可能
- SAA-C02 に最も早く対応した書籍の一つ
ポイント
- 誤字脱字が多い
- 一夜漬けという名の通り、頻出度の高いものに絞っている
誤字脱字が多いって結構初学者にとってはクリティカルですよね。これが正しいと一回学んだのにそれを否定される、みたいな残念な点はあります。
正誤表があるので、これを最初にチェックするのを忘れないようにしましょう。
実際に AWS と触れ合ってみる
犬が怖い人がいたとして、その人が犬に慣れるためには実際に少しずつ触れ合うのが速いですよね。
EC2 であればパブリックに建てるのとプライベートに建てることの違いだったり、EBS と EFS の違いだったりなど、自分で説明できるようになるために各種サービスを触ってみるのが一番です。
参考
AWS は実際に自分で触ってみれば、意外にも「え、もうできたの?」と進研ゼミもビックリなほど簡単にできてしまうことが多いです。例えば、AWS のような IaaS サービスを使用せずに実際にサーバーを建てるには、まずマシンの選定、トラフィックの制御、OSのインストールなど様々な作業が必要になりますが、AWSだとそれがポチポチでできてしまいます。
まとめ
SAA は AWS の入門として大変有意義な資格です。次回紹介するのは SAP の合格体験記 です。SAA 含め、AWS の資格を取るとバウチャー(クーポン)を取得できます。
このクーポンを足がかりに、SAP 取得を目指して勉強していきましょう。