洗濯機をパナソニックの NA-VX3101L からシャープの ES-X11A-L に買い替えました。久しぶりの買い替えだったのと、購入時にトラブルもあったので、この記事を見つけた人の助けになれば幸いです。なので、ES-X11A-L の使用感紹介がメインになります。
洗濯乾燥機の買い替え時期
乾きにくければすぐに
パナソニック NA-VX3101L を長い期間かれこれ10年くらい使用していて、とうとう乾燥がしづらくなってきたので買い替えました。
熱交換器という部品があるのですが、いくら清掃しても湿ったほこりが絡みつき、熱の伝わる効率が落ちているようでした。
そうなると、乾きにくい上に、きちんと乾燥させようとするので、異常なほど電力を消費するようにいつの間にかなっていました。
筆者は、基本的に外に一切洗濯物を干さず、全て乾燥機で済ませているのでどうしても買い替えが必要でした。
どの洗濯機を買うか?
昨今、電気料金がガンガン上がっています。
なので、できる限り洗濯から乾燥まで1回で済ませたい筆者にとって、できるだけエコに乾燥ができる洗濯機を選ぶことはマストでした。つまり、なにより乾燥料金が安いことが理由です。
それに加え、筆者は夜に洗濯機を回し始め、朝起きた時に乾燥したものを着るということもします。
洗濯・脱水・乾燥どの工程の騒音も、公式の数値では 40db を下回っていることが大きかったです。実際に使用してみると、以前の Panasonic のものとは比べ物にならないほど静かです。
洗濯機比較
筆者は、どの洗濯機が売れているかなー?と、価格.com から調べ、各メーカーで最も売れている洗濯機を比較し、その中から選びました。(カカクコムの各メーカー売れ筋トップを参考)
総合評価を先に見せておきます。細かい部分が気になる方は下の方を見て下さい。
総合評価
商品名 / 型番 | メーカー | 評価 |
---|---|---|
ZABOON TW-127XP2L | 東芝 | (3 / 5) |
ビッグドラム BD-SV120HL | 日立 | (3 / 5) |
ドラム式洗濯乾燥機 ES-X11A-L | シャープ | (4.5 / 5) |
ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129BL | パナソニック | (2.5 / 5) |
まっ直ぐドラム AQW-DX12N | AQUA | (3 / 5) |
洗濯機は、仕入れ価格が店頭販売価格より大幅に安い白物家電で有名です。
なので、購入側は大きく値下げをお願いしてしまって良い商品の1つですね。
筆者も家電量販店で購入する際、最終的に4万円ほど値下げしてもらいました。(値下げ幅は元値にもよりますが)
今回は記事を書いている時点で、各メーカーにおいて(価格コム上で)最も売れているドラム式洗濯機を比較します。具体的には下記5種です。
- 東芝
ZABOON TW-127XP2L - 日立
ビッグドラム BD-SV120HL - シャープ
ドラム式洗濯乾燥機 ES-X11A-L - パナソニック
ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129BL - AQUA
まっ直ぐドラム AQW-DX12N
そんな中で目についたのは ES-X11A です。購入当時、下記のような記事も出ていました。
この情報でプラズマクラスターが気になっていたから、という理由もあります。(研究結果とはいえオカルトチックですが)
また、他に機能面で最も気になったのは東芝 ZABOON TW-127XP2L です。この洗濯機は UV 除菌によりカビを殺菌します。
この UV-C はコロナウイルスにも効果があることがあることが分かっているので、条件によってはこちらの洗濯機のほうが良さそうですね。
ボストン大学国立新興感染症研究所では、フィリップスのUV-Cランプが新型コロナウイルスに及ぼす影響を調査しました。さまざまな条件やUV-C放射線量でランプ不活化能力を確認し、その有効性を検証しました。結果、表面に付着した新型コロナウイルスの99%が、6秒間で不活性化され、さらに検証した結果、99.9999%のウイルスを不活性化できることが確認できました。
https://www.hitachi-systems-ps.co.jp/service/uv-c/index.html
最後に気になったドラム式洗濯機は日立の BD-SV120HL です。
この洗濯機の最大の特徴は、乾燥フィルターレス構造です。そうです。乾燥した時のふわふわしたホコリゴミのフィルターがなくなりました!
ではどうなったかというと、排水フィルターと統合されたようです。
乾燥フィルターが存在すると、毎回掃除が必要でしたが、細かいホコリは排水してくれるのはとても楽ですね。
価格
下記に記事作成時点での価格を見やすく表にまとめたので、参考にして下さい。
商品名 / 型番 | メーカー | 価格 (円) | 評価 |
---|---|---|---|
ZABOON TW-127XP2L | 東芝 | 206,990 | (3 / 5) |
ビッグドラム BD-SV120HL | 日立 | 157,500 | (5 / 5) |
ドラム式洗濯乾燥機 ES-X11A-L | シャープ | 178,949 | (4 / 5) |
ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129BL | パナソニック | 295,453 | (1 / 5) |
まっ直ぐドラム AQW-DX12N | AQUA | 165,000 | (5 / 5) |
静音性
次は静音性の比較です。筆者はこれが決定打でした。
夜中に洗濯機を回し、乾燥まで通して完了するのですが、シャープの ES-X11A-L は本当に静かに最後まで完了します。
商品名 / 型番 | メーカー | 洗濯騒音レベル (dB) | 脱水騒音レベル (dB) | 乾燥騒音レベル (dB) | 平均騒音レベル (dB) | 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
ZABOON TW-127XP2L | 東芝 | 32 | 37 | 48 | 39.0 | (3 / 5) |
ビッグドラム BD-SV120HL | 日立 | 34 | 37 | 48 | 39.7 | (3 / 5) |
ドラム式洗濯乾燥機 ES-X11A-L | シャープ | 30 | 37 | 39 | 35.3 | (5 / 5) |
ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129BL | パナソニック | 32 | 41 | 46 | 39.7 | (3 / 5) |
まっ直ぐドラム AQW-DX12N | AQUA | 34 | 41 | 47 | 42.0 | (2 / 5) |
搬入時に、洗濯機から水が出るかどうか試運転をしてもらった工事の人も「シャープは静かだから、回ってるか回ってないか音で分かりづらいね」と言っていた程です。
dBとは?
デシベル dB = 20 log_10 { 測定値 / (2.0 × 10^-5) }
で表されます。今回比較している洗濯機は、平均が 40dB (シャープ以外) 程度のものと 35dB (シャープ) 程度のものがありますが、5dB の差は音圧レベルでいうと2倍近く差があります。
dB 表記だと分かりづらかったですが、これでシャープのドラム式洗濯機は、とても静かということが少しでも伝わったでしょうか。
電気代
さて、電気代が異常なほど高くなった昨今、普段のランニングコストを考えることもマストです。
商品名 / 型番 | メーカー | 洗濯乾燥電気代 (円) | 評価 |
---|---|---|---|
ZABOON TW-127XP2L | 東芝 | 36.0 | (3 / 5) |
ビッグドラム BD-SV120HL | 日立 | 42.4 | (1 / 5) |
ドラム式洗濯乾燥機 ES-X11A-L | シャープ | 16.2 | (5 / 5) |
ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129BL | パナソニック | 24.1 | (4 / 5) |
まっ直ぐドラム AQW-DX12N | AQUA | 30.6 | (2 / 5) |
こちらも調べたところ、圧倒的にシャープが安い結果になっていました。
数ヶ月間、洗濯乾燥機でほぼ毎日洗濯していますが、確かに以前に使用していたパナソニックのものとは (家電の進化もあると思いますが) 電気代が全然違います。
もっと早めに買い替えるべきでした。
元々使用していたパナソニックのプチドラムと比較すると、最近の電気代のせいもありますが、1年間の電気代を考えると、新しい洗濯機を買ってもお釣りが来るくらい差があります。
ただ、不満点もあります。洗濯乾燥が完了した時、洗濯物をとりだすと、乾いてはいるのですが少しシナっとしています。
よく言えば「洗濯物が傷まない程度に乾燥してくれる」です。
ポジティブに書いてある紹介サイトしかなかったので、ここは気になる点です。
カラッと乾かしたくて設定も変えてみたのですが、どうしてもカラッと乾かないのが筆者としては気持ち悪いです。
洗濯機がオンラインで繋がっているので、そのうち、もっと乾燥させられるように、設定が変えられるようになりそうではありますが。
設置不可を乗り越えて
新しい洗濯機を買うに当たって、最も困ったのが設置です。
洗濯機の高さ
蛇口が低い部分にあり、かつ出っ張っているせいで、どうしても最新機種の洗濯機にぶつかってしまいます。
古い洗濯機を使用している人は、ほぼそういう問題にぶつかる可能性があります。
実際の写真を載せておきますね。
この洗濯機買い換え前の洗濯機はパナソニックのプチドラムで、これはかなり背が低めなのですが、それでもギリギリ感があります。
なので、かなり小さめの背の洗濯機しか置けないと言われ、最新機種の大半は、ほぼ諦めかけていました。
しかし、このあと紹介する方法で対応し、ありとあらゆる洗濯機を置ける状態になりました。
蛇口のつけかえ
この出っ張っている蛇口さえなければ、基本的に市販の洗濯機は導入可能です。
ではどうしたら良いかというと、そのままですが、この蛇口をつけかえます。
いわゆる 壁ピタ水栓 という工事をやってもらいます。
蛇口付け替え工事は、自分でやっている動画も見つけたのですが、長年安定して使用したいので今回は専門の方に依頼し、やってもらいました。
その流れを紹介します。
ちなみに洗濯機購入時にも、蛇口付け替え工事をおすすめされましたが、家電量販店で紹介してくれる蛇口交換工事は高いので、自分で手配してやってもらいました。
蛇口購入
まずは交換用の蛇口を購入します。筆者は下記蛇口を購入しました。
ただ、購入するのが面倒な人は依頼する業者さんに蛇口込みの値段で頼んでしまうこともできます。
ただし、蛇口代金は高くなります。
付け替え依頼
まずは専門でやっていただける方を探します。これにはミツモアというサービスを使用しました。
依頼したい内容を Q&A で答えて行くと、自動で依頼チケットが作成されます。
その後、プロの方が10組ほど立候補してくれるので、その中から依頼したい人(業者)を選びます。
どの業者さんに依頼するか選択したら、その業者さんとのやりとりをします。LINE ライクでやりとりしやすいです。
設置後は下記画像のようにスッキリし、無事に搬入できました。
めでたしめでたし。
まとめ
いかがでしたか。蛇口交換を伴う洗濯機購入は始めてだったのですが、ネットの情報を調べていると案外スムーズに完了できました。新しい洗濯機設置後は非常に快適で、なにより電気代が大幅に安くなったことが嬉しいです。