英語学習アプリabceedの選択肢を、キーボードで選べるようにしました。
はじめに
【2025/02/01 追記】
ダウンロードして自力でいれるのが面倒と意見をいただいたので、Chrome ウェブストアで公開しました。インストールして使ってみてください。
こんにちは。今回は、私が開発したChrome拡張機能「abceed Shortcut Key」について紹介します。
この拡張機能は、英語学習アプリ「abceed」をキーボードだけで操作できるようにするものです。
実は、私自身がTOEIC対策でAbceedを使っていて、以下を感じたのがきっかけで開発しました。
マウス操作が面倒
エンジニアって、ちょっとした不便を見つけると「これ、自動化できないかな?」って考えてしまうのはエンジニアあるあるでしょうか。
そんなエンジニアあるあるから生まれたツールですが、「同じように感じている人がいるかも」と思い、拡張機能として公開することにしました。
導入手順
インストール手順
Chrome拡張機能をインストール
Chromeウェブストアに公開したので簡単になりました。
動作確認
- abceed にログイン (https://app.abceed.com/login)
- 学習ページに移動
- 矢印キーを押して操作できることを確認
- 何回かインストールを試したのですが、反応してくれない時は F5 キーで更新すると反応してくれるようになりました
なぜキーボード操作にこだわったのか
abceedは単語の反復もさくさく進めて素晴らしい英語学習アプリなのですが、学習中のマウス操作が少し気になっていました。
特に
- 「わかる」「わからない」のボタンクリック
- 「解説を見る」へのマウス移動
- 音声再生ボタンへの移動
これらのマウス操作を何百回と繰り返すうちに、「キーボードだけでカタカタ操作できたら、もっと学習に集中できるのに」と考えるようになりました。
普段は有酸素運動でエアロバイクを漕ぎながら学習しているので、余計にそう感じたんですよね。
最終的には今回開発した拡張機能と下記デバイスを使用することにより、異常に捗るようになりました。
キーボードの矢印キーに割り当てているので相性がとてもいいです。
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つよつよエンジニアになるために(筆者のそもそもの目的)
エンジニアと英語は切っても切れない関係
エンジニアにとって、英語力は単なる「あったら便利なスキル」ではありません。
むしろ、必須のスキルと言っても過言ではないでしょう。その理由をいくつか挙げてみます。
- ドキュメントが英語中心
- 最新のフレームワークやライブラリのドキュメントは、まず英語で公開される
- 日本語訳が出るまでのタイムラグがある
- 訳されないドキュメントも多い
- 機械翻訳では微妙なニュアンスが伝わらないことも
- エラーメッセージの理解
- エラーメッセージの多くは英語
- Stack Overflowなどの解決策も英語が中心
- 英語が読めることで、問題解決のスピードが格段に上がる
- グローバルなコミュニティとの関わり
- GitHubでのイシュー報告や議論
- 技術カンファレンスへの参加
- 海外エンジニアとの協業
- オープンソースプロジェクトへの貢献
- 最新技術のキャッチアップ
- 新しい技術の発表は英語が先
- 技術ブログや記事も英語が主流
- 英語の技術動画やポッドキャスト
このように、エンジニアの世界では英語が当たり前のように使われています。
そのため、英語力を向上させることは、エンジニアとしての可能性を広げることに直結するのです。
AWSの試験も最初は英語で始まりましたし、今でも英語に切り替えないと文章の意味がわからない文言がたまにあります。
効率的な英語勉強法
キーボード操作で英語学習の流れを止めない
英語学習において、特にフレーズ暗記のような反復学習では、学習の流れを維持することが重要です。神経をマウスカーソルの動作に割くのはエネルギーがもったいないです。
キーボード操作のメリット
- 手の移動が最小限で済む
- 操作が直感的
- リズムを作りやすい
- 集中力の維持がしやすい
まとめ
なんとなくで始めたことではありましたが、今回初挑戦のChrome拡張機能開発を通じて、以下のことを実感しました。
- 日常の小さな「面倒くさい」も、技術力向上のチャンス
- 個人的な課題解決も、公開することで価値が生まれる
- エンジニアリングスキルは、様々な分野で活用できる
この拡張機能は、まだまだ改善の余地がありますし、abceed のレイアウト改変により動作しなくなることもありますので、そこは注意してください。
しかし、まずは「動くもの」を作り、公開するのって大事ですね。